うまくいかない…
なんかダメだ…
その原因、
あなたは何だと思ってますか?
自分の知識が足りないから?
そう思ってしまう気持ちはよく分かります。
でも、それは勘違いです。
今のあなたに「不足」なんてありません。
なぜなら、
学生時代の知識だけで、
多くの患者さんに対して「的確なリハビリ」を行えるからです。
つまり、
うまくいかない理由は「知識不足」のせいではありません。
では、何が原因なのか?
答えは単純です。
基礎知識をフル活用できていないだけです。
要するに
「知識不足」なのではなく、「知識の使い方」に気づいていないだけです。
過去を振り返ってみてください。
臨床でうまくいかないとき、
どうしようと思いましたか?
たぶんですが、、、
まだ勉強をしたことがない「自分が知らない知識」を学ぼうとしていませんでしたか?
最新の考え方
有名な理論
話題の方法論
マニアックな知識
話題の手技療法
このような
学生時代には学ばなかった知識ばかりを求めていませんか?
ちなみに、
臨床1年目の自分はそうでした。
今思えば、
「だからダメだったんだよなぁ」と思います。。。
当時は
「知識不足のせいでうまくいかない」と思い込んでいました。
だから
いつも「新しい何か」を探していました。
まだ自分にはない知識
まだ自分にはない技術
そんな「新しい何か」を探していました。
「対応に困ったときに使えそうな情報」
「学生時代には習ってない細かな知識」
「まだ学んだことのない新たな方法論」
「有名な先生が提唱している最新理論」
「先輩たちがやっている有名な治療法」
このような
今の自分にはない「新しい何か」
それらを手に入れれば、
良いリハビリができると期待していました。
その結果はどうなったか?
もちろん、
うまくいったこともありました。
でも結局、
新しく出てきた「別の悩み」で困っていました。
そして再び、「新しい何か」を探す…
悩むたびに「新しい何か」を探す…
そんな繰り返しをしていました。
知識を増やすこと
技術を増やすこと
たしかに大事です。
しかし、
それだけではダメなんです。
知識を増やすことよりも
「大事なこと」があります。
それは「考える力」を伸ばすことです。
臨床では、
知識を組み合わせて
「自分で答えを導き出す力」こそが重要です。
この「答えを導き出す力」=「考える力」です。
「考える力」を養わずに、
知識のインプットだけで対応するには限界があります。
知識Aを知ったら、症例Aに対応できる。
しかし、症例Bには対応できない。
知識Bを知ったら、症例Bに対応できる。
しかし、症例Cには対応できない。
この繰り返しです。
こんなやり方では、
患者さんの数だけ「新たな知識」が必要です。
ご存じだと思いますが、
あなたの患者さんは「唯一無二」です。
診断名は同じでも、
患者さんの身体的特徴・症状・目標は様々です。
そんな「それぞれ異なる患者さん」に最適な知識を、毎回毎回、見つけ出すことはできますか?
残念ながら、
そんなに都合よくはいきません。
そもそも、
あなたの患者さんに最適な答えを、
他人が用意していることなんてありません。
だから、
「自分で考える力」が大事なんです。
知識と知識を組み合わせて答えを出す。
自分の頭で「最適な答え」を導き出す。
これができなければ、
この先もずっと、苦しい日々が続いてしまいます。
見つかるかどうかも分からない「新しい何か」を、患者さんの数だけ探し続けることになります。
あなたの患者さんに最適な方法が
都合よく手に入ることなんてありません。
いくら調べても、
あなたの患者さんにぴったりな答えなんてありません。
答えは「探す」のではなく、
「自分で考えて導き出すもの」です。
臨床での悩みを解決するために
「新しい何か」を学ぶことに一生懸命だったなら、今すぐ変わる必要があります。
今までに経験してきた学び方とは異なります。
国試のために覚える。
テストのために暗記する。
このような「覚える学び方」だけでは、臨床ではうまくいかないんです。
あなたに必要なことは「考える力」を伸ばすことです。
考え方なんて、
今まで誰も教えてくれなかったはずです。
断片的な知識は教えてもらえても、
論理的な考え方については教えてくれなかったはずです。
だから、
あなたは臨床でうまくいかなかったんです。
あなたのせいではなく、
教育システムの問題かもしれません。
でも、
そんなことを批判していても何も変わりません。
教育システムに問題があっても、
あなたが変われば未来は変わります。
この講座は
あなたが変わるためのきっかけを提供できます。
「基礎知識にもとづいて考える力」を提供することが、この講座の目的です。
あなたが「考える力」を手に入れれば、あなたの現状は必ず変えられます。
ちなみに、
以下のどちらが理想的ですか?
- 1つの知識で1つのことしか出来ない。
- 1つの知識を応用して3つの選択肢を作り出す。
たぶん「後者」を選ぶはずです。
そのために必要なことが「考える力」です。
もしもあなたが、
臨床で伸び悩んでいるのなら、
「知識のインプット」からは卒業しましょう。
あなたは
いま頭の中にある知識をフル活用して
患者さんにとっての最善策を「考える力」が必要です。
あなたの知識量は「もう十分」です。
不足はありません。
だから、
この講座を通じて、
臨床での「考え方」を知ってください。
8時間の講義を通じて、
臨床で困らないために必要なことをお伝えします。
合理的な評価
一貫性のあるリハビリ方針
どんな患者さんにも慌てずに対応できる
こんな目標を持つあなたの力になれたら嬉しいです。
とは言っても、
今のあなたは半信半疑のはずです。
筋膜へのアプローチ
神経へのアプローチ
関節運動学に基づいた方法論
繊細な解剖学に基づいた理論
有名な○○法
話題の○○理論
最新の研究結果など
このような「新しい何か」を簡単には捨てられないはずです。
なぜなら、
それらを学ぶことが
「リハビリ業界の常識」のように扱われているからです。
学生時代には学んでいない「新しい何か」
細部にこだわった「新しい何か」
有名人が提唱する「新しい何か」
論文で発表される「新しい何か」
あなたの周りの多くの人が、
これらを大事にしていますよね。
そして、
あなたも大事だと信じているはずです。
「最近の研究では、腰痛患者の○○には機能低下が…」
「○○の論文では、この軟部組織が変化して問題が…」
「○○に困っている?それなら距骨へのアプローチで…」
「○○が改善できない?それは舌骨下筋群と小胸筋への…」
「○○の滑走不全を見落としてない?この方法をすれば…」
「○○は正しく触診できてる?○○筋の下をこうすれば…」
「患部外の評価はちゃんとできてる?○○の繋がりで考えれば…」
このような情報があふれています。
「小さな筋肉」
「細かな軟部組織」
「わずかな関節の動き」
「軟部組織同士の関係性」
「ミリ単位のアライメント」
などなど、
細部にこだわった情報が沢山あります。
そんな情報に囲まれていると、
良いリハビリには「細部へのこだわり」が必須だと思ってしまうはずです。
「細部へのこだわり」
全否定はしません。
でも、必要以上に重要視されています。
リハビリ業界の現状
僕は「あまり良くない雰囲気」だと思っています。
なぜなら、
こんなふうに見えるからです。
運転免許を取得した新人ドライバーに、
「雨の日は怖いでしょ?だったら雨の日も安全運転できる○○理論が…」
「長距離ドライブは心配でしょ?だったら他県に行くのに最適な○○法が…」
「最新の研究によると事故率を下げるために、運転5分前に○○に刺激を…」
「友達を乗せて運転する!?だったら○○理論を知らないとヤバいよ…」
「高速道路を走る?それなら加速を引き出す○○法を習っておかないと…」
「免許を取っても不安だよね? ここでなら年会費3万円でいろいろ勉強できるよ」
「ここで勉強し続ければ、○○公認の認定資格が取得できるよ」
運転免許に置きかえると変な話です。
でも、
リハビリ業界で起きていることはまったく同じです。
あなたには「不足」だらけ
これは知らないでしょ?
これも学んでいないでしょ?
あれも足りない
これも足りない
まるで
重箱の隅をつつくように
あなたが知らないことばかりを見せつけて、必要以上に不安をあおるような世界です。
はっきり言って
今のリハ業界は「細かいことにこだわりすぎ」です。
「細かなこだわり」
大事な場合もあります。
でも、周囲の雰囲気に流されずに、落ち着いてよく考えて下さい。
あなたは「免許を取得した段階」で、
すでに「一定の能力」があることを正式に認めらています。
養成校で必要な知識を学び、
国試で知識の有無を試されて、
ちゃんと覚えていたから合格できた。
あなたの知識に不足はないから、
国が「免許」を与えてくれたはずです。
あなたの知識量に
国は「公認」を与えたわけです。
あなたの知識量は、
リハのプロとして公的に認められています。
それなのになぜ
公的に認められた「あなたの力」に自信がないのか?
公的に認められた「基礎知識」で大丈夫とは思えないのか?
それは結局、
「あなたの周囲の人たち」がそう思わせてくるからです。
最新理論と言って「これ知らないでしょ?」と思わせてくる。
マニアックなことを取り上げて「ほら知らないでしょ?」と思わせてくる。
あなたの周囲には
「細かいことを知っていることが大事」みたいな価値観があふれています。
そして
あなたの心も、
そんな価値観に支配されていませんか?
そのせいで「自分は全然知らなくてダメだ…」と自己嫌悪になっていませんか?
そんな価値観、
完全に忘れてください。
はっきり言って、
そんな価値観は成長の邪魔になるだけです。
臨床は「学生レベルの基礎知識」で安定的に結果を出せます。
今のあなたは、
そう思えないかもしれません。
基礎知識なんかで結果を出せるの?
そう思う気持ちは分かります。
業界の雰囲気とは違うかもしれません。
その程度で結果を出せるなら、こんなに苦労しないよ…
そう思う気持ちも分かります。
今までの価値観とは違うかもしれません。
でも、この勉強会でお伝えすることは、
「基礎知識」で結果を出すための方法です。
どんなに難しい症例でも、
基礎知識が役に立たない症例はありません。
なぜなら、「基礎知識」は人間に共通する原理・原則だからです。
あなたの患者さんにも当てはまります。
「はずれの少ないクジ引き」のようなものです。
素直に基礎知識で対応すれば、自然と結果に結びつきます。
「EBM」
「医学的根拠」
このような言葉、よく耳にします。
でも、それならば、
最優先されるべきは「基礎知識」ではないでしょうか?
検証されてきた歴史が違います。
引用されてきた論文数が違います。
そこに「確かさ」があるから、多くの論文・書籍・教育に組み込まれてきました。
それなのに、
なんで「基礎知識だけでは足りない」と思わせてくるのか?
国家試験で問われることのない知識ばかり見せて、不安を煽ってくるのか?
今のリハビリ業界の雰囲気は、悩みを抱える人にやさしくありません。
業界が作り上げた価値観にとらわれてしまったあなた。
偏った情報のせいで「自分が不完全だ」と思っているあなた。
何度も言いますが、
あなたは国家資格を取った段階で、
臨床で結果を出すのにふさわしい力を持っています。
偏った価値観のせいで、あなたの中で優先順位が低くなってしまった「基礎知識」
それらを適切に使えれば、臨床は何も問題ありません。
この講座で改善できる「不安や悩み」
以上のとおりです。
あなたと同じものはありますか?
もしも、あなたが
こんな「不安や悩み」で苦しいなら、それは確実に解消できます。
なんで確実に解消できると言えるのか?
それは、
上記の「不安や悩み」は想像で書いたものではないからです。
すべて自分の実体験です。
今でこそ独立して仕事をしていますが、1年目は「不安や悩み」に押しつぶされていました。
とにかく「とても苦しい1年目」でした。
整形外科クリニックでのPT1年目、毎日心が折れていました。
あれこれ知らないことだらけ…
何から評価すればいいのか分からない…
評価しても、症状との関係が分からない…
意味のある評価をやれている気がしない…
いきあたりばったりにしかできない…
評価の方向性が定まらない…
評価しても考えがまとまらない…
だから、治療結果も安定しない…
つらそうな患者さんが、つらそうなまま帰っていく…
自分なんかが担当になってしまい、患者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
患者さんは期待していたはずです。
患者さんの「良くなりたい」という思い。
そんな「大切な思い」を裏切っていると感じていました。
表向きは「お任せください」のつもりです。
でも、本心は違いました。
「期待に全然こたえられない…」でした。
そんな自分が情けなかったです。
自己紹介で「理学療法士の〇〇です」と名乗るのが恥ずかしかったです。
「理学療法士らしいことなんて何もできていないのに…」と感じていたからです。
自分には「PTとしての存在価値」が無いと感じていました。
自分だけ取り残されている気がする…
自分だけ成長できていない気がする…
自分だけこのまま変われない気がする…
貢献できない無力感。
現状に対する焦燥感。
出口の見えない閉塞感。
いつもそんな気持ちに潰されていました。
でも、それじゃダメだ。
何が何でも変わらなければ。。
けれども、うまくいく気配がない…
そんな悪循環にはまっていた理由。
原因は明確です。
「大切な本質」を完全に見失っていました。
当時は「新しい何か」を求めてばかりでした。
繊細なテクニックや細かな知識を集めることに必死でした。
細かさにこだわれば、成果につながると信じていました。
でも、そうはなりませんでした。
それどころか、
ますます状況は悪くなりました。
「自分の現在地」も分からず
「進むべき方向性」も分からない
完全に自分を見失ってしまっていました。
でも、周囲を見てみれば
有名な先生が「細かくこだわったアプローチ」をしている。
職場の先輩たちが「細部にこだわった評価」をしている。
本や勉強会を見ても「細部にこだわる人」が沢山いる。
だから、「細かく繊細なことに本質がある」と思い込み続けていました。
そんな状態に転機が訪れます。
とある日、
あれこれ集めた資料を整理していました。
これは大事そう。
これも役立ちそう。
こっちもいつかは必要になりそう。
そんなノリで、
集めまくった本や資料たち。
とにかくいろいろがゴチャゴチャでした。
そのとき、
学生時代の教科書も目につきました。
久々に手にした懐かしさから、
そのまま何となく読んだ本。
それが「基礎運動学」でした。
学生時代の教科書です。
そこから得られる学びなんて、もう何も無いと思っていました。
ただ何となく、
懐かしさにふけりながら、
マーカーを引いた部分や、授業での書き込みを読んでいました。
でも、
読み進めながら、ふと思いました。
この本に書かれているような「必要最低限の知識」を臨床で全然使っていないな…
過去に頭に入れたつもりでも、実際には全然使えていない…
もしかしたら、これが自分のダメなところなのかも…
あれこれ学んでも、
適切に使えていなければ意味がない。
それなら、まずは「必要最低限の知識」をちゃんと使えるようにしてみよう。
それが始まりでした。
基礎知識に基づいて考える。
その結果、
臨床は確実に変わっていきました。
点と点が繋がり「線」になる。
線と線が繋がり「形」が見えてくる。
そんな感じです。
そして、
患者さんの身体的特徴に「合理的な繋がり」があることが見えてきました。
「筋力」
「筋緊張」
「関節可動域」
「アライメント」
「姿勢」
「動作」
これらには「合理的な因果関係」があると気づきました。
さらに、
基礎知識の中でも「本当に大事なこと」があると気づきました。
それが何か、わかりますか?
話が長くなっていますが
最後に「本当に大事な知識」をご紹介します。
あなたの現状を打破するきっかけとなれば嬉しいです。
先ほどもお伝えした通り、
過去の自分は勘違いをしていました。
「筋膜とか仙腸関節など、細かな要素が重要だ」と思っていました。
「細部を極めること」に運動器リハの本質があると思っていました。
「ミリ単位のアライメントのズレ」
「わずかな関節可動性」
「小さな深部筋の過緊張」
「筋膜の異常」
「軟部組織の滑走不良」
「ごく一部の筋機能不全」
このような「わずかな違い」を意識する。
そして、目に見えない体の内部を触診で読み取る。
職場にはそんな先輩がいました。
1人や2人ではありません。
いろんな先輩がそうでした。
隣のベッドで治療している先輩のやり方。
カルテに記載されている先輩の評価や治療。
細かくこだわっていて、考えに深みがありそうで、プロっぽく感じていました。
だから「目には見えない細かな世界」が大事なんだと思っていました。
細部を意識して繊細なアプローチをする。
そのような勉強会はたくさんあります。
だから、僕も取り組んでみました。
でも残念ながら、安定的にうまくいくことはありませんでした。
いつも「その場しのぎ」な感じで、やるべきことをやり切れていない印象でした。
点と点が結びつくことはなく、点のまま。
線がないので、全体像もつかめない。
自分が期待していた「理想の運動器リハ」はそこにありませんでした。
では、
そんな経験をして見つけた
「運動器リハで本当に大事なこと」とは?
それは「力」です。
その理由は単純です。
運動器疾患って、
単純に言えば「体が破壊された状態」です。
体の組織が破壊されたから痛みが発生した。
単純にそれだけのことです。
「腰痛」
「ひざ痛」
「肩の痛み」
「頚部痛」
「股関節痛」
どれも根本は同じです。
患部の組織が破壊された。
その結果、痛みが発生した。
だから、患者さんは病院に来た。
どんな疾患でも同じことです。
「体の組織が破壊された」
これが運動器疾患の共通項目です。
患部がどこでも関係ありません。
どんな疾患にも「組織の破壊」が共通しています。
なのであれば、「破壊」とは何か?
どうすれば「破壊」が生じるのか?
その答えが「力」です。
「力」がなければ、
体の破壊は起こりません。
身近な日用品が壊れるのと同じです。
スマホを壊すには「力」が必要です。
靴底がすり減るには「力」が必要です。
Tシャツが型崩れするのにも「力」が必要です。
つまり、
患者さんの腰を壊すには「力」が必要です。
患者さんの膝を壊すには「力」が必要です。
患者さんの肩を壊すには「力」が必要です。
運動器疾患の根底部分には「力による破壊」があります。
だから、
患者さんの体を壊した「力」は何なのか?
それを探ることが「運動器疾患に対する評価の本質」です。
あなたが今まで大事だと思ってきた「細部へのこだわり」
沢山ありますよね?
軟部組織の癒着・滑走不全
ミリ単位のアライメントのズレ
一部の筋機能不全
ごくわずかな関節運動不良
わずかな動きを引き出す繊細な手技
これらは「とても大事そうなもの」ですね。
しかし、
実際はすべて「優先順位が低いもの」です。
これらの「細かなこだわり」は後回しにしてください。
そして、
何よりも優先すべきことは「力」です。
だから、
あなたが治療で行うべきことはシンプルです。
もしも
患者さんの体を破壊した「力」の発生に、筋膜の問題が関係している。
それなら
筋膜へのアプローチが有効です。
もしも
患者さんの体を破壊した「力」の発生に、末梢神経の滑走不良が関係している。
それなら
末梢神経へのアプローチが有効です。
もしも
患者さんの体を破壊した「力」の発生に、仙腸関節の機能不全が関係している。
それなら
関節運動学的アプローチが有効です。
もしも
患者さんの体を破壊した「力」の発生に、一部の筋力低下が関係している。
それなら
筋機能改善が有効です。
もしも
患者さんの体を破壊した「力」の発生に、筋緊張異常が関係している。
それなら
ストレッチやマッサージが有効です。
治療手段はこのように選択されるべきなのです。
つまり、
どんなときも
患者さんの体を破壊した「力」を中心に考えなければなりません。
評価をするなら
「体を破壊する力」の発生原因を必ず考えて下さい。
そして、
治療をするなら
「体を破壊する力」を改善できる治療手段を選んでください。
どんな症例でも
運動器疾患に対するキーポイントは「力」です。
あなたのリハビリは「力」を考えていますか?
あなたが行っている治療、
患者さんの体を破壊する「力」を取り除ける方法ですか?
あなたが行っている評価、
患者さんの体を破壊する「力」を明らかにするためのものですか?
自分のリハビリの根拠は何なのか?
過去の自分のリハビリを振り返ってみてください。
「力」を意識したリハビリは行えていましたか?
力学
運動学
バイオメカニクス
学生時代に学んだはずです。
国試で出題されたはずです。
知らないはずがありません。
すでに「あなたの頭の中にある知識」です。
でも、実践的には使えていなかったのではないでしょうか?
てこの原理を覚えただけ。
モーメントを暗記しただけ。
そして、テストが終わったら、力学は苦手だから捨てる。
その程度の扱いに終わることがほとんどです。
でも、
臨床での重要度は非常に高いです。
さらに、
「力」の重要性は
運動器疾患の原因追及だけに限りません。
なぜ「姿勢」を改善できないのか?
なぜ「動作」を改善できないのか?
「力」は姿勢や動作にも関係します。
人間の姿勢
人間の動き
これらはすべて「力」で考えられます。
人間という物体を、重力の影響下で支える。
人間という物体を、重力の影響下で動かす。
姿勢や動作を「力」と切り離して考えることはできません。
つまり、運動器にかかわるリハビリはすべて、「力」の存在を無視できません。
なので、このようにも言えます。
「力」を考慮したリハビリは、運動器の問題をすべて解決できる。
それがこの勉強会のコンセプトです。
「力」を「リハビリの根拠」にできれば、あなたの臨床は変わり始めます。
リハビリ方針に「揺らぐことのない根拠」が無ければ、
あなたは「他人の意見」や「業界の流行」に左右されてしまいます。
その結果、患者さんは「方針なきリハビリ」に振り回されます。
先輩たちが「腰痛には○○」をしているから…
有名な先生が「頚部痛には○○」を推奨しているから…
職場では「ひざ痛には○○」が定番だから…
○○には自信ないから、とりあえず△△で…
先輩が○○は微妙って言ってたから□□で…
このような「他者依存」の方針は、あなたも患者さんも不幸にします。
自分で答えを導き出せないリハビリが、これから先、何年間も続いてしまう。
そんな自分を想像してみて下さい。
変わるなら「今がスタートライン」です。
今のあなたが、
リハビリに「不確かさ」を感じているなら、「確かなもの」を提供できます。
リハビリに「自分の考え」が無いなら、「力学に基づいて考える能力」を提供できます。
まずは、他人があれこれ大事にしている「細部へのこだわり」を捨てましょう。
そして、「力」にもとづいた臨床推論方法を試してほしいです。
長々と自論を述べていますが、これで最後です。
この勉強会をやっている理由。
それは、あなたの為だけではありません。
あなたの患者さんのためにも、「力」の重要性に気付いてほしいです。
細部へのこだわりを捨てられず、
「あれも、これも、ぜんぶ大事そう…」と
リハビリの方向性を決められないとき、
患者さんは「ちぐはぐなリハビリ」を提供されてしまいます。
臨床での試行錯誤は、
あなたにとっては成長かもしれません。
でも、
患者さんにとってはどうでしょうか?
苦しまぎれにあれこれ試す時間は、患者さんにとっては「不利益な時間」です。
偉そうに言ってすみません。
過去の自分がやってしまったから、あなたには同じ失敗をしてほしくないんです。
そもそも、あなたは自覚しているはず。
「今のままでは患者さんのためにならない…」という思いがあるはずです。
大丈夫です。
あなたの現状は変えられます。
知識不足だから結果を出せない?
技術不足だからうまくいかない?
それは「間違った思いこみ」です。
学生レベルの「力学」を有効利用できれば、運動器リハでは結果を出せます。
最後にもう一度お伝えします。
今のあなたに「不足」なんてありません。
あなたは「力学」の活用方法に気づいていないだけです。
自分は、辛かった新人時代を基礎力学で乗り越えました。
臨床4年目には、自分より先輩しかいない職場でリハビリ主任となりました。
そして今は、独立して仕事ができる状態にまでなりました。
基礎力学で、あなたと同じ「不安や悩み」を乗り越えた経験があります。
基礎力学を活用して、多くの患者さんがよくなっていく経験をしました。
だから、あなたの現状を「基礎力学」で変えられる自信があります。
1日でも早く、
1人でも多く、
患者さんを「自信を持って支えられるPT」になってほしいです。
力学が分かれば、あなたは必然的に「成果」をあげられます。
力学が分かれば、あなたのリハは「確かなもの」となります。
「力学」は普遍的です。
どんな対象者にも活用できます。
どんな時代でも活用できます。
この講座でお伝えすることは、その場しのぎのノウハウではありません。
「一生使える臨床対応力」をご提供できます。
そのために必要なインプットは「8時間だけ」です。
これから数十年と続いていく
医療従事者としての長い人生。
その内の「わずか8時間」で、
リハビリの質を大きく左右する基礎作りを、一緒に頑張ってみませんか?