どんな勉強会?

 

なんかうまくいかない…

なんか自信を持てない…

 

その原因は何だと思いますか?

 

知識が足りないから?

 

そう思ってしまう気持ちはよく分かります。

 

でも、それは勘違いです。

今のあなたに知識不足なんてありません。

 

信じられないかもしれませんが、

学生時代の知識があれば、多くの患者さんに対して「的確なリハビリ」を行えます。

 

今のあなたが臨床でうまくいかない理由。

それは「知識不足」のせいではないんです。

 

では、何が原因なのか?

 

答えは単純です。

知っている基礎知識をフル活用できていないだけです。

 

要するに

「知識不足」なのではなく、「知識の使い方」に気づいていないだけです。

 

今までのあなたは

臨床でうまくいかないとき、

どんな勉強をしようと思いましたか?

 

たぶんですが、、、

今までに勉強したことがない「まだ自分が知らない知識」を探していませんでしたか?

 

新しい考え方

有名な理論

話題の方法

マニアックな知識

 

このような

学生時代には学ばなかった知識を求めていませんか?

 

ちなみに、

臨床1年目の自分はそうでした。

 

今思えば、

「だからダメだったんだ」と思います。。。

 

当時は

「自分の知識不足のせいでうまくいかない」と思い込んでいました。

 

だから

いつも「新しい何か」を探していました。

 

まだ自分にはない知識

まだ自分にはない技術

 

そんな「新しい何か」を探していました。

 

「対応に困ったときに使えそうな情報」
「学生時代には習ってない細かな知識」
「まだ学んだことのない新たな方法論」
「有名な先生が提唱している最新理論」
「先輩たちがやっている様々な治療法」

 

このような

今の自分にはない「新しい何か」

それらを手に入れれば、自分の現状を変えられると期待していました。

 

その結果はどうなったか?

 

もちろん、

乗り越えられた困難もあります。

 

でも再び、

「別の困難」で困っていました。

 

そして、別の「新しい何か」を探す…

 

困難のたびに「新しい何か」を探す…

 

そんな繰り返しをしていました。

 

知識を増やすこと

技術を増やすこと

 

たしかに大事です。

 

しかし、

それだけではダメなんです。

 

知識を増やすよりも「大事なこと」があります。

 

それは「考える力」を伸ばすことです。

 

臨床では、

知識を組み合わせて

自分で答えを導き出す力が重要です。

 

この「答えを導き出す力」が「考える力」です。

 

「考える力」を養わずに、

知識のインプットだけで対応するには限界があります。

 

知識Aを知ったら、症例Aに対応できる。

しかし、症例Bには対応できない。

知識Bを知ったら、症例Bに対応できる。

しかし、症例Cには対応できない。

この繰り返しです。

患者さんの数だけ「新たな知識」が必要です。

 

あなたもご存じだと思いますが、

あなたの患者さんは「唯一無二」です。

診断名は同じでも、患者さんの身体的特徴や症状は様々です。

 

そんな「それぞれ異なる患者さん」に最適な知識を、ずっと探し出すことはできますか?

 

残念ながら、

そんなに都合よく、あなたの患者さんに合った答えなんて存在しません。

 

つまり、

うまくいかないから「新しい何か」を探すという方法は、そもそも無理があるのです。

 

だから、「考える力」が大事なんです。

 

知識と知識を組み合わせて答えを出す。

自分の頭で「最適な答え」を導き出す。

 

これができなければ、

まだまだ苦しい日々が続きます。

見つかるかどうかも分からない「新しい何か」を、患者さんの数だけ探し続けることになります。

 

新規の患者さんを

急遽担当することになっても

「調べるから待っててください」なんて言えません。

 

先輩の患者さんを

急遽担当することになっても

「調べてから引き継ぎます」なんて言えません。

 

そもそも、

あなたの患者さんに最適な知識が

都合よく手に入ることなんてありません。

 

臨床での問題を解決するために

「新しい何か」を探すことに一生懸命だったなら、今すぐ変わらなければなりません。

 

今までに経験してきた「暗記する」といった学び方では、臨床では通用しません。

 

国試のために覚える。

テストのために覚える。

このような「暗記形式の学び方」では、臨床では通用しないんです。

 

あなたに必要なことは「考える力」を伸ばすことです。

 

今まで誰も教えてくれなかったはずです。

知識を教えてもらえても、考え方については教えてくれなかったはずです。

 

だから、臨床でうまくいかなかったんです。

 

あなたのせいではなく、教育システムの問題かもしれません。

でも、そんなことを批判していても何も変わりません。

 

教育システムに問題があっても、

あなたが変わればいいだけです。

 

この講座は

あなたが変わるためのきっかけを提供できます。

「基礎知識にもとづいて考える力」を提供することが、この講座の目的です。

 

あなたが学び始めれば

あなたの現状は変えられます。

 

ちなみに、

以下のどちらが理想的ですか?

 

  • 1つの知識で1つのことしか出来ない。
  • 1つの知識を活用して3つの選択肢を作り出す。

 

たぶん「後者」を選ぶはずです。

 

そのために必要なことが「考える力」です。

 

もしもあなたが、

臨床で伸び悩んでいるのなら、

「知識のインプット」からは卒業しましょう。

 

今のあなたは

今ある知識を活用して

目の前の患者さんにとって最適な答えを「考える力」を手に入れる必要があります。

 

この講座を通じて、

その「考え方」を知ってください。

 

8時間の講義を通じて、

新卒でも臨床で困らないために必要なことをお伝えします。

 

最初にお伝えしたとおり、

今のあなたに必要な時間は「8時間」です。

 

そのあとは、

臨床で実践し続けてください。

もし考え方に迷ったら、遠慮なく質問してください。

 

合理的な評価

一貫性のあるブレないリハビリ

どんな患者さんにも慌てずに対応できる

 

こんな目標を持つあなたの力になれたら嬉しいです。

 

とは言っても、

今のあなたは半信半疑のはずです。

 

筋膜へのアプローチ
神経へのアプローチ
関節運動学に基づいた方法論
細かな解剖学に基づいた理論
有名な○○法
話題の○○理論
最新の研究結果など

 

このような「新しい何か」を手放せないはずです。

 

むしろ、

それらを学ぶことが

「リハビリ業界の常識」のように扱われています。

 

学生時代には学んでいない「新しい何か」

細部にこだわった「新しい何か」

有名人が提唱する「新しい何か」

論文で発表される「新しい何か」

あなたの周りの多くの人が、これらを大事にしていますよね。

 

そして、あなた自身も大事だと思っているはずです。

 

「最近の研究では、腰痛患者の○○には機能低下が…」

「○○の論文では、この軟部組織が変化して問題が…」

「○○に困っている?それなら距骨へのアプローチで…」

「○○が改善できない?それは舌骨下筋群と小胸筋への…」

「○○の滑走不全を見落としてない?この方法をすれば…」

「○○は正しく触診できてる?膝窩の○○をこうすれば…」

「患部外の評価はちゃんとできてる?○○の繋がりで考えれば…」

 

このような情報があふれています。

「小さな筋肉」
「細かな軟部組織」
「わずかな関節の動き」
「軟部組織同士の関係性」
「ミリ単位のアライメント」
などなど、

細部にこだわった情報が沢山あります。

 

そんな情報に囲まれていると、

良いリハビリには「細部へのこだわり」が必須だと思ってしまうはずです。

 

「細部へのこだわり」

全否定はしません。

 

でも、必要以上に重要視され過ぎています。

 

リハビリ業界の現状

僕は「あまり良くない雰囲気」だと思っています。

 

なぜなら、

こんなふうに見えるからです。

 

運転免許を取得した新人ドライバーに、

「雨の日は怖いでしょ?だったら雨の日にも安全運転できる○○理論が…」

「他県に行くのは心配でしょ?だったら○○県に行くのに最適な○○法が…」

「最新の研究によると○○が低下すると事故率が高いので、運転5分前に○○に刺激を…」

「友達を乗せて運転する!?だったら○○理論を知らないとヤバいよ…」

「高速道路を走る?それなら加速を引き出す○○法を習っておかないと…」

「免許を取っても不安だよね?年会費○万円でいろいろ勉強できるよ」

「これからも○○で勉強し続ければ、○○公認の認定資格が取得できるよ」

 

こんなふうに

「あれも足りない」

「これも足りない」

「あなたには不足だらけ」

そんな印象を植えつけすぎに感じます。

 

「細かなこだわり」

大事な場合もあります。

でも、周囲の雰囲気に流されずに、落ち着いてよく考えて下さい。

 

あなたは「免許を取得した段階」で、

すでに「一定の能力」があることを正式に認めらているはずです。

 

養成校で必要な知識を学び、

国試で知識の有無を試されて、

不足は無いから合格できた。

 

不足はないから、

国が「免許」を与えてくれたはずです。

 

それなのに

なぜ、公的に認められた「あなたの力」に自信がないのか?

なぜ、公的に認められた「基礎知識」で大丈夫とは思えないのか?

 

それは結局、「あなたの周囲の人たち」がそう思わせてくるからです。

 

最新の知見と言って「これ知らないでしょ?」と思わせてくる。

マニアックなことを取り上げて「ほら知らないでしょ?」と思わせてくる。

 

あなたの周囲には「最新や細部こそ大事」みたいな価値観があふれています。

 

あなたの心も、そんな価値観に支配されていませんか?

 

そのせいで「自分は全然知らなくてダメだ…」と自己嫌悪に陥っていませんか?

 

そんな価値観は、完全に忘れてください。

 

はっきり言って、

そんな価値観は不要です。

 

あなたは「学生レベルの基礎知識」で安定的に結果を出せます。

 

今のあなたは、そう思えないかもしれません。

 

基礎知識なんかで結果を出せるの?

 

そう思う気持ちは分かります。

業界の雰囲気とは違うかもしれません。

 

その程度で結果を出せるなら、こんなに苦労しないよ…

 

そう思う気持ちも分かります。

今までの価値観とは違うかもしれません。

 

でも、この勉強会でお伝えすることは、

「基礎知識」で結果を出すための方法です。

 

どんなに難しい症例でも、

基礎知識が役に立たない症例はありません。

 

なぜなら、「基礎知識」は人間に共通する原理・原則だからです。

 

あなたの患者さんにも当てはまります。

「はずれの少ないクジ引き」のようなものです。

素直に基礎知識で対応すれば、自然と結果に結びつきます。

 

「EBM」
「医学的根拠にもとづいた」

このような言葉、よく耳にします。

 

でも、それならば、

最優先されるべきは「基礎知識」ではないでしょうか?

 

検証されてきた歴史が違います。

引用されてきた論文数が違います。

そこに「確かさ」があるから、多くの論文・書籍・教育に組み込まれてきました。

 

それなのに、

なんで「基礎知識だけでは足りない」と思わせてくるのか?

国家試験で問われることのない知識ばかり見せて、不安を煽ってくるのか?

 

今のリハビリ業界の雰囲気は、新人にやさしくありません。

 

業界が作り上げた価値観にとらわれてしまったあなた。

偏った情報のせいで「自分が不完全」と思っているあなた。

 

何度も言いますが、

あなたは国家資格を取った段階で、

臨床で結果を出すのにふさわしい力を持っています。

 

偏った価値観のせいで、あなたの中で優先順位が低くなってしまった「基礎知識」

それを適切に使えれば、臨床は何も問題ありません。

 


(拡大できます)

この勉強会で改善できる「不安や悩み」

以上のとおりです。

あなたと同じものはありますか?

 

もしも、あなたが

こんな「不安や悩み」で苦しいなら、それは確実に解消できます。

 

ちなみに、

上記の「不安や悩み」は想像で書いたものではありません。

すべて自分の実体験です。

 

今でこそ独立して仕事をしていますが、1年目は「不安や悩み」に押しつぶされていました。

とにかく「とても苦しい1年目」でした。

整形外科クリニックでのPT1年目、毎日心が折れていました。

 

あれこれ知らないことだらけ…

何から評価すればいいのか分からない…

評価しても、症状との関係が分からない…

意味のある評価をやれている気がしない…

いきあたりばったりにしかできない…

評価の方向性が定まらない…

評価しても考えがまとまらない…

だから、治療結果も安定しない…

つらそうな患者さんが、つらそうなまま帰っていく…

自分なんかが担当になってしまい、患者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 

患者さんは期待していたはずです。

ご家族も期待していたはずです。

患者さんの「良くなりたい」という思い。

ご家族の「良くなってほしい」という思い。

そんな「大切な思い」を裏切っていると感じていました。

 

表向きは「お任せください」のつもりです。

でも、本心は違いました。

「期待に全然応えられない…」でした。

そんな自分が情けなかったです。

自己紹介で「理学療法士の〇〇です」と名乗るのが恥ずかしかったです。

「理学療法士として何もできていないのに…」と感じていたからです。

自分には「PTとしての存在価値」なんて無いと感じていました。

 

自分だけ取り残されている気がする…

自分だけ成長できていない気がする…

自分だけこのまま変われない気がする…

貢献できない無力感。

現状に対する焦燥感。

出口の見えない閉塞感。

いつもそんな気持ちに潰されていました。

 

でも、それじゃダメだ。

何が何でも変わらなければ。。

けれども、うまくいく気配がない…

 

そんな悪循環にはまっていた理由。

原因は明確です。

 

「大切な本質」を完全に見失っていました。

 

当時は「新しい何か」を求めてばかりでした。

テクニックや細かな知識を集めてばかりでした。

細かさにこだわれば、成果につながると信じていました。

 

でも、そうはなりませんでした。

 

それどころか、

ますます悪い状況にはまってしまいました。

「自分の現在地」も「進むべき方向性」も見失っていました。

 

でも、周囲を見てみれば

有名な先生が「細かくこだわったアプローチ」をしている。

職場の先輩たちが「細部にこだわった評価」をしている。

本や勉強会を見ても「細部にこだわる人」が沢山いる。

 

だから、「細かく繊細なことに本質がある」と思い込み続けていました。

 

そんな状態に転機が訪れます。

 

とある日、

あれこれ集めた資料を整理していました。

 

これは大事そう。
これも役立ちそう。
こっちもいつかは必要になりそう。

 

そんな感じで、集めまくった本や資料たち。

とにかくいろいろがゴチャゴチャでした。

 

そのとき、学生時代の教科書も出てきました。

久々に手にした懐かしさから、そのまま何となく読んだ本。

それが「基礎運動学」でした。

 

学生時代の教科書です。

そこから得られる学びなんて、もう何も無いと思っていました。

 

ただ何となく、

懐かしさにふけりながら、

マーカーを引いた部分や、授業での書き込みを読んでいました。

 

でも、

読み進めながら、ふと思いました。

 

この本に書かれているような「必要最低限の知識」を臨床で全然使っていないな…

過去に頭に入れたつもりでも、実際には全然使えていない…

もしかしたら、これが自分のダメなところなのかも…

 

あれこれ学んでも、

適切に使えていなければ意味がない。

 

それなら、まずは「必要最低限の知識」をちゃんと使えるようにしてみよう。

 

それが始まりでした。

 

基礎知識に基づいて臨床推論をする。

 

その結果、

臨床は確実に変わっていきました。

点と点が繋がり「線」になる。

線と線が繋がり「全体像」が浮かび上がる。

そんな感じです。

 

そして、

患者さんの身体的特徴に「合理的な繋がり」があることが見えてきました。

「筋力」
「筋緊張」
「関節可動域」
「アライメント」
「姿勢」
「動作」

これらには「合理的な因果関係」があると気づきました。

 

さらに、

基礎知識の中でも「本当に大事なこと」があると気づきました。

 

それが何か、わかりますか?

 

「本当に大事なこと」をご紹介します。

あなたの現状を打破するきっかけとなれば嬉しいです。

 

先ほどもお伝えした通り、

過去の自分は勘違いをしていました。

 

「筋膜とか仙腸関節など、細かな要素が重要だ」と思っていました。

「細部を極めること」に運動器リハの本質があると思っていました。

「ミリ単位のアライメントのズレ」
「わずかな関節可動性」
「小さな深部筋の過緊張」
「筋膜の異常」
「軟部組織の滑走不良」
「ごく一部の筋機能不全」

このような「わずかな違い」を意識する。

そして、目に見えない体の内部を触診で読み取る。

職場にはそんな先輩がいました。

1人や2人ではありません。

いろんな先輩がそうでした。

 

隣のベッドで治療している先輩のやり方。

カルテに記載されている先輩の評価や治療。

細かくこだわっていて、考えに深みがありそうで、プロっぽく感じていました。

 

だから「目には見えない細かな世界」が大事なんだと思っていました。

 

細部を意識して繊細なアプローチをする。

そのような勉強会はたくさんあります。

だから、僕も取り組んでみました。

 

でも残念ながら、安定的にうまくいくことはありませんでした。

いつも「その場しのぎ」な感じで、やるべきことをやり切れていない印象でした。

 

点と点が結びつくことはなく、点のまま。

線がないので、全体像もつかめない。

自分が期待していた「理想の運動器リハ」はそこにありませんでした。

 

では、「運動器リハの本質」とは?

答えはシンプルです。

 

運動器リハの本質は「力」です。

 

その理由は単純です。

 

運動器疾患って、

簡略化すれば「体が破壊された状態」です。

 

体が破壊されたから痛みが生じた。

 

単純にそれだけのことです。

 

「腰痛」
「ひざ痛」
「肩の痛み」
「頚部痛」
「股関節痛」

どれも根本は同じです。

患部の組織が破壊された。

その結果、痛みが発生した。

だから、患者さんは病院に来た。

どんな疾患でも同じことです。

 

「破壊によって引き起こされた組織損傷」

 

これが運動器疾患の共通項目です。

患部の部位は関係ありません。

どんな疾患であれ、「体の破壊」が共通しています。

 

なのであれば、「破壊」とは何か?

どうすれば「破壊」が生じるのか?

 

その答えが「力」です。

 

「力」がなければ、体の破壊は起こりません。

身近な日用品が壊れるのと同じです。

スマホを壊すには「力」が必要です。

靴底がすり減るには「力」が必要です。

Tシャツが型崩れするのにも「力」が必要です。

 

つまり、

患者さんの腰を壊すには「力」が必要です。

患者さんの膝を壊すには「力」が必要です。

患者さんの肩を壊すには「力」が必要です。

運動器疾患の根底部分には「力による破壊」があります。

 

だから、

患者さんの体を壊した「力」は何なのか?

それを探ることが「運動器疾患に対する評価の本質」です。

 

あなたが今まで大事だと思ってきた「細部へのこだわり」

沢山ありますよね?

 

軟部組織の癒着・滑走不全

ミリ単位のアライメントのズレ

一部の筋機能不全

ごくわずかな関節運動不良

わずかな動きを引き出す繊細な手技

 

これらは「とても大事そうなもの」ですね。

しかし、

実際はすべて「優先順位が低いもの」です。

これらの「細かなこだわり」は後回しにしてください。

 

そして、

何よりも優先すべきことは「力」です。

 

だから、あなたが治療で行うべきことは単純です。

 

患者さんの体を破壊した「力」の発生に、筋膜の問題が関係している。

それなら筋膜へのアプローチが有効です。

 

患者さんの体を破壊した「力」の発生に、末梢神経の滑走不良が関係している。

それなら末梢神経へのアプローチが有効です。

 

患者さんの体を破壊した「力」の発生に、仙腸関節の機能不全が関係している。

それなら関節運動学的アプローチが有効です。

 

患者さんの体を破壊した「力」の発生に、一部の筋力低下が関係している。

それなら筋機能改善が有効です。

 

患者さんの体を破壊した「力」の発生に、筋緊張異常が関係している。

それならストレッチやマッサージが有効です。

 

治療手段はこのように選択されるべきなのです。

 

つまり、

患者さんの体を破壊した「力」を中心に考えなければなりません。

「体を破壊する力」の発生原因を必ず考えて下さい。

そして、「体を破壊する力」を改善できる治療手段を選んでください。

運動器疾患に対するキーポイントは「力」です。

 

あなたのリハビリは「力」を考えていますか?

 

あなたが行っている治療、

患者さんの体を破壊する「力」を考慮したものですか?

 

あなたが行っている評価、

患者さんの体を破壊する「力」を明らかにするためのものですか?

 

自分のリハビリの根拠は何なのか?

過去の自分のリハビリを振り返ってみてください。

「力」を意識したリハビリは行えていましたか?

 

力学
運動学
バイオメカニクス

学生時代に学んだはずです。

国試で出題されたはずです。

知らないはずがありません。

すでに「あなたの頭の中にある知識」です。

 

でも、実践的に使えていなかったのではないでしょうか?

 

さらに、

「力」の重要性は

運動器疾患の原因追及だけに限りません。

 

なぜ「姿勢」を改善できないのか?

なぜ「動作」を改善できないのか?

「力」は姿勢や動作にも関係します。

 

人間の姿勢

人間の動き

これらはすべて「力」で考えられます。

 

人間という物体を、重力の影響下で支える。

人間という物体を、重力の影響下で動かす。

姿勢や動作を「力」と切り離して考えることはできません。

 

つまり、運動器にかかわるリハビリはすべて、「力」の存在を無視できません。

 

なので、このようにも言えます。

 

「力」を考慮したリハビリは、運動器の問題をすべて解決できる。

 

それがこの勉強会のコンセプトです。

「力」をリハビリの軸にできれば、あなたの臨床は変わり始めます。

 

臨床でうまくいっていないあなたには、

リハビリに「確固たる軸」が必要です。

 

リハビリ方針に「軸」がない今のままでは、

あなたは「他人の意見」や「気分」に左右されてしまいます。

その結果、患者さんは「方針なきリハビリ」に振り回されます。

 

先輩たちが「腰痛には○○」をしているから…

有名な先生が「頚部痛には○○」を推奨しているから…

職場では「ひざ痛には○○」が定番だから…

○○には自信ないから、とりあえず△△で…

先輩が○○は微妙って言ってたから□□で…

 

このような「他者依存」の方針は、あなたも患者さんも不幸にします。

 

自分で答えを導き出せないリハビリが、これから先、何年間も続いてしまう。

そんな自分を想像してみて下さい。

 

変わるなら「今がスタートライン」です。

 

今のあなたが、

リハビリに「不確かさ」を感じているなら、「確かなもの」を提供できます。

リハビリに「自分の考え」が無いなら、「力に基づいて考える能力」を提供できます。

 

まずは、他人があれこれ大事にしている「細部へのこだわり」を捨てましょう。

そして、「力」にもとづいた臨床推論方法を試してほしいです。

 

長々と自論を述べていますが、これで最後です。

 

この勉強会をやっている理由。

それは、あなたの為だけではありません。

あなたの患者さんの為にも、「力」の重要性に気付いてほしいです。

 

細部へのこだわりを捨てられず、

「あれも、これも、ぜんぶ大事そう…」と

リハビリの方向性を決められないとき、

患者さんは「ちぐはぐなリハビリ」を提供されてしまいます。

臨床での試行錯誤は、

あなたにとっては成長かもしれません。

でも、患者さんにとってはどうでしょうか?

 

苦しまぎれにあれこれ試す時間は、患者さんにとっては「不利益な時間」です。

 

偉そうに言ってすみません。

過去の自分がやってしまったから、あなたには同じ失敗をしてほしくないんです。

 

そもそも、あなたは自覚しているはず。

「今のままでは患者さんのためにならない…」という思いがあるはずです。

 

大丈夫です。

あなたの現状は変えられます。

 

知識不足だから結果を出せない?

技術不足だからうまくいかない?

 

それは「間違った思いこみ」です。

学生レベルの「力学」を有効利用できれば、運動器リハでは結果を出せます。

 

最後にもう一度お伝えします。

今のあなたに「不足」なんてありません。

あなたは「力学」の活用方法に気づいていないだけです。

 

自分は、辛かった新人時代を基礎力学で乗り越えました。

臨床4年目には、自分より先輩しかいない職場でリハビリ主任となりました。

そして今は、独立して仕事ができる状態にまでなりました。

 

基礎力学で、あなたと同じ「不安や悩み」を乗り越えた経験があります。

基礎力学を活用して、多くの患者さんがよくなっていく経験をしました。

だから、あなたの現状を「基礎力学」で変えられる自信があります。

1日でも早く、

1人でも多く、

患者さんを「自信を持って支えられるPT」になってほしいです。

力学が分かれば、あなたは必然的に「成果」をあげられます。

力学が分かれば、あなたのリハは「確かなもの」となります。

 

「力学」は普遍的です。

どんな対象者にも活用できます。

どんな時代でも活用できます。

この講座でお伝えすることは、その場しのぎのノウハウではありません。

 

「一生使える臨床対応力」をご提供できます。

 

そのために必要なインプットは「8時間だけ」です。

 

これから数十年も続く

医療従事者としての長い人生。

その内の「わずか8時間」で、

リハビリの質を大きく左右する基礎作りを、一緒に頑張ってみませんか?

 

運動器リハ基礎講座
「評価の基本」STEP1~10

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